パニック障害.COM(パニック障害ドットコム) セロトニンの大切さ

睡眠の大切さ」で解説したように、パニック障害において 必ず規則正しい生活が必要と申しましたが、ここではさらに詳しく説明致します。



既にご存知かとは思いますが、セロトニンは精神活動に非常に重要な神経伝達物質です。


体内の2%のセロトニンは中枢神経系にあり、これらが人間の精神活動に大きく影響しています。


ドーパミンやノルアドレナリンが、快や不快をつかさどるように、セロトニンは心と体の元気を演出したり、平常心を形成したりします。
つまり、セロトニンは心と体のバランスを調整する役割があります。


セロトニンには、他の脳内物質とは違って面白い特徴があります。
それは、「太陽の刺激」によって その分泌量が増えるということです。


ストレスや不規則な生活習慣などの原因でセロトニンが不足したとしても、我々は自己の努力である程度セロトニンの分泌量を増やし、健康を取り戻す事が可能なのです。


体内時計を調節するのは、目からの光の刺激だと「睡眠の大切さ」で解説しましたが、ここでいう光とはあくまで「太陽の光」でなければなりません。

例えば、電灯の照度はせいぜい100〜250ルクスです。
それに比べて太陽の光は10倍〜100倍もの照度があるのです。

体内時計が狂って、目覚めが悪いということは・・・すなわち、セロトニンも不足がちであるだという事が考えられます。
セロトニンとは、覚醒をつかさどり、スムーズな活動を始めるために不可欠な物質なのです。

「体内時計の狂い」=「セロトニンの不足」

人類誕生以来、現代人の生活環境は劇的変化の中にあり、急激な変化に我々の脳が対応出来ないのは当然です。
少しでも、生活のリズムを整え、規則正しい生活をする事が必要なのです。



<セロトニンと覚醒の関係>

セロトニンがうまく作られている時、我々の脳は望ましい覚醒をします。
望ましい覚醒とは、「目が覚めた時から頭がすっきりして、爽快な気分である。やる気と集中力がある。」状態の事を指します。
このような気分の時、セロトニンは理想な形で働いているといえます。

我々は、夜眠っている時は、たいてい電気を消した暗い中にいます。
その時、脳内のセロトニンは抑えられています


しかし、朝、窓の外の太陽が昇って朝日が差し込んでくると、その光が瞼(まぶた)に当たり、光刺激が脳に伝わります。

その時点で、脳は「そろそろ眠りから覚める時間が来たぞ」という事を知り、徐々にセロトニンを放出し始めます
セロトニンが放出されると自然と目が覚めます。
そして、目の網膜から直接、太陽の光の刺激を受けることで、さらにセロトニンは活発に放出され、今度は体が起きて運動をする準備をします。
それに伴って、次第に頭も思考できる状態に集中力が高まってきます。

つまり、調子の良い朝を迎える事で、その日1日が快適に過ごせます

これは、セロトニンが自律神経に働きかけ、体を動き出せるように準備してくれるからです。



<薬物での副作用>

薬物で脳内のセロトニン濃度を高める事は可能ですが、薬物の血中濃度は非常に安定しており、いつ薬を飲もうとも常にセロトニン濃度を高めようとしてしまいます
つまり、自然な状態では、眠っている時は、脳内のセロトニンは抑えられているべきなのに、常にセロトニン濃度を上昇させようとすれば、当然 不眠を招くということは言うまでもありません


薬物治療で症状を抑えている間に、根本的に治療を施すことが重要です。
セルフコントロールの習得と、規則正しい生活です。



<最後に…>

セロトニンが大切と言っておきながら矛盾するかとは思いますが、あまり難しいことは考えないことです。

人間は昔から、太陽が昇って目覚め、体を動かし、体が疲れ、暗くなって眠るという生活パターンだったはずです。

その人間本来の生活パターンを行なうことが、上記の内容に当てはまるのです。

物事を深く考え過ぎず、思考を単純にすることが大切でしょう。
プラス思考への転換のコツは、姉妹サイトの「Free Yourself」に記載しておりますので、是非目を通されて下さい。


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