パニック障害−薬解説−   

まず、はあくまで「補助」という事を認識して下さい。
お薬アンケートさせて頂き、それに伴う簡単で一般的な薬の解説を致します。


パニック障害および鬱でよく処方される


<精神安定剤編>

<抗鬱剤編>
 ├→三環系
 ├→SSRI SNRI
 └→その他

<睡眠導入剤編>

<その他>

<漢方薬編>




SSRI
(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)

選択的セロトニン再取り込み阻害薬
新世代の抗鬱剤です。

神経伝達物質のセロトニンだけをターゲットにした薬です。
抗コリン作用が少なく、心臓への悪影響も弱いので使いやすい薬と言えます。
ただし、吐き気・嘔吐といった副作用がみられます。

現在(H18年7月)、日本に認可されているSSRIは、

・マレイン酸フルボキサミン:
ルボックス」(アステラス)、「デプロメール」(明治製菓)

・パロキセチン塩酸塩:
パキシル」(グラクソ・スミスクライン)(略してGSK)

・塩酸セルトラリン:
ジェイゾロフト」(ファイザー)



当初は日本ではパキシルが最も多く処方されていましたが、海外では「ゾロフト」として有名な「ジェイゾロフト」の出現でその勢力図も変わりつつあります。
新薬の為、薬価が非常に高いのが難点です。


日本でまだ認可されていないものだと、
塩酸フルオキセチン:「プロザック」(認可申請中)
塩酸セルトラリン:「アルトラリン
臭化水素酸シタロプラム:「セレクサ
シュウ酸エスシタロプラム:「レクサプロ

などが有名。

SSRIは、抗コリン作用による副作用(便秘・口渇・排尿困難など)や眠気が少ないことが特徴とされている。
しかし、SSRIは三環系抗うつ剤に比べ、効果が現れるのが遅いのが難点。




パキシル
 
国内2番目選択的セロトニン再取込阻害薬
同系のなかでもセロトニン再取り込み阻害作用が強く、抗鬱作用と抗不安作用を合わせ持ちます。
その為、鬱病に加え パニック障害強迫性障害にも適応します。
血中濃度半減期が長く、1日1回の服用で済む点も便利です。
良く効いてくるまでに、2〜3週間以上かかることがあります。
飲み始めの吐き気は、たいてい2週間くらいで軽くなりますが、酷い時は医師に相談し吐き気止めなどで対応可能です。
離脱症状を起こしやすいので、減薬・断薬の際は徐々に減量するなど注意が必要です。
他のSSRIと比べ、これらの発現頻度がやや高いようです。



ルボックス」「デプロメール
 
国内初選択的セロトニン再取込阻害薬
抗鬱作用のほか、抗不安作用を合わせ持ちます。
その為、鬱病に加え、強迫性障害社会不安障害にも適応します。
同系のなかでは、比較的マイルドで、安全性の高い薬剤です。
良く効いてくるまでに、2〜3週間以上かかることがあります。
飲み始めの吐き気は、たいてい2週間くらいで軽くなりますが、酷い時は医師に相談し吐き気止めなどで対応可能です。
性機能異常や離脱症状も少ないとされます。
他のSSRIと比べて初期副作用の発現頻度は高いが、離脱症状が少なく、扱い易い薬とも言える。



ジェイゾロフト
 
国内3番目選択的セロトニン再取込阻害薬
セロトニン再取り込み阻害作用は、他の同類薬より強力です。
抗鬱作用と抗不安作用を合わせ持つので、鬱病に加え、パニック障害にも適応します。
血中濃度半減期が長く、1日1回の服用で済む点も便利です。
良く効いてくるまでに、2〜3週間以上かかることがあります。
飲み始めの吐き気は、たいてい2週間くらいで軽くなりますが、酷い時は医師に相談し吐き気止めなどで対応可能です。
減薬・断薬の際、離脱症状を起こすことがあるので、徐々に減量するなど注意が必要です。




SSRIの比較
パキシルルボックス(デプロメール)ジェイゾロフトの比較
これらは、あくまで傾向です。


抗パニック効果パキシル優位


抗鬱効果ジェイゾロフト優位


抗強迫効果ルボックス優位


血中濃度の安定性パキシル優位


初期副作用の少なさジェイゾロフト優位ルボックスは初期嘔吐が大


禁断(離脱)症状の少なさルボックス優位パキシルは離脱症状が大


体重ルボックス減パキシル増




SNRI
(Serotonin-Noradrenaline Reuptake Inhibitor)
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
新世代の抗鬱剤です。

神経伝達物質のセロトニンノルアドレナリン両方をターゲットにしているため、広範囲な症状に有効とされています。
SSRIがシナプスに於いて放出したセロトニンのみの再取り込みを阻害し、このセロトニンの濃度を高める事によって、鬱状態を改善させるのに加え、SNRIでは更にノルアドレナリンの再取り込みを阻害する事によって、興奮神経を刺激し、やる気や気分を向上させる効果を発揮させる。
SSRIよりも抗鬱作用が強く、効き始めが早いと考えられています。
これは、セロトニン系のほか、ノルアドレナリン系の神経にも働く為です。
また、口の渇きなど抗コリン作用に基づく副作用が少ないのも特徴です。
SSRIにみられる飲み始めの吐き気や嘔吐もやや少ないようです


現在、日本で認可されているSNRIは、2種類のみ。(2012年現在)



・ミルナシプラン塩酸塩:
トレドミン」(旭化成)
 
国内初のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)。
セロトニン系とノルアドレナリン系の神経にだけ選択的に働くのが特徴です。
この特性により、従来の抗うつ薬に多い口の乾きや便秘などの副作用が軽減されます。
もっとも進化した第4世代の抗うつ薬ともいわれ、うつ病の主要薬として広く処方されるようになりました。
効果発現が比較的早く、抗うつ作用も強いほうです。
また、慢性疼痛に有効との報告があり、こちらの分野で応用されることがあります。



デュロキセチン塩酸塩
サインバルタ カプセル」(塩野義・リリー)
 
国内2番目のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)。
セロトニン系とノルアドレナリン系の神経にだけ選択的に働くのが特徴です。
この特性により、従来の抗うつ薬に多い口の乾きや便秘などの副作用が軽減されます。
従来品と分けて、もっとも進化した第4世代の抗うつ薬ともいわれます。
効果発現が比較的早く、抗鬱作用も強い方です。
1日1回の服用で済むのも利点です。
※今後、鬱病の主要薬として期待されている。





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