完治・克服への道
〜process to complete recovery〜

★Thanks from SONIQ

今までの過去は重要ではありません。
ここから先が大切です。


運命的出会い

運命的出会い
泣きに泣いて、もう一度治療を開始しようと決心するまでに少々時間が掛かりました。


そうしていた所、そういえば雑誌でパニック障害の専門の先生の記事があった事を思い出しました。
雑誌を探し出し、先生の名前と病院名が分かりました。
そしてその先生のホームページを見てみました。

そこには、『パニック障害という病気は、患者さん本人が努力すれば完全にコントロールできる病気だ』と書かれていました。
「ん?コントロール?」
私は初めてコントロールという概念を知りました。

そして、早速その先生のもとを訪れました。


まず、今まで服用していた薬を先生に伝えることから始まりました。
私はSSRIを初めとする多くの薬を挙げていきました。
そうした所、先生は私の薬の説明を遮りました。

先生:「もう結構ですよ

私:「いや、まだまだ沢山薬はあるのですが・・・」

先生:「いや、少し聞いただけで、あなたがどのように今まで指導されてきたかは予想が付きます
良いですか、あなたが今まで言われてきたこと、薬に対する考え方は、ここで一切忘れて下さい

私:「は?」

先生:「全てを忘れて、今から私が言う事を信じて下さい
先生は、笑顔でそう言われました。

私:「はぁ・・・」

先生:「この病気は自分の訓練で完全に治すことの出来る病気です。薬はあくまで補助です。あなたが今まで飲んできた薬を飲む必要もありません

ガ〜ン
私に衝撃が走りました。
今までに言われた事もない言葉・・・

私は先生に私の職業や労働環境や過去について話さなければならないと思っていましたので、話そうとしたのですが、それも先生は遮りました。

先生:「あなたがどういう仕事をされていても、この病気を治す事に関して全く関係ない事です

ガ〜ン
衝撃の連続でした。
悲嘆にくれて先生のもとを訪れたはずなのに、先生の言葉を聞いていると、仕舞いには「笑い」さえ覚えました。

私の心の中では、
(この先生、面白いことを言うなぁ)と心に変化が生じ始めました。

熱弁をする先生に引き込まれていきました。

そして、ここまで理解出来ましたか?と問われ、「はい!」と答えました。

それでは、この病気の治し方を教えますと、呼吸法の原理のマニュアルを渡されました。

先生:「この病気はセルフコントロールで治すことが出来ます

私:「ほぅ、セルフコントロール・・・」
私が初めて聞いた言葉でした。

先生:「このセルフコントロールは技術です

私:「技術・・・?」

先生:「技術ですから、毎日の訓練を行なわないと自分のものには出来ません
薬は補助ですから、沢山は必要ありません
薬は泳ぐ為の浮き袋や自転車の補助輪だと思って下さい
泳げるようになる為に、浮き袋を10個も付けますか?

そして、先生が処方箋を書き出しました。
そこにはたった2種類の安定剤が書かれただけでした。
しかし、これらの薬はパニック発作を十分に抑え付ける威力のある薬でした

そして、私にこの先生の考えを信じさせた決定的な物は、
あなたが毎日怠らず訓練を行なった場合、ちょうど今から2年後の4月に完治です」という言葉でした。
私は希望に溢れました。


先生:「私はあなたを治すことは出来ません。私はあなたの手助けをするだけです。治すのはあなた自身です。

この時点で、私は先生の考えを完全に理解していました。
この名医が、多くの患者さんを完治に導いているという実績を疑う余地もありませんでした。

当然、その日から私がセルフコントロールの訓練を熱心に開始したのは言うまでもありません。
薬も大幅に減らされたというのも、訓練をしっかり行なわなければならないという、良い意味でのプレッシャーにもなりました。
そして、頓服は一切処方しませんというのも、私に訓練をしっかり行なわせた要因でもあります。

その後、この名医が私の主治医となり、恩人へと変わっていくことになります。

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