完治・克服への道
〜process to complete recovery〜

★Thanks from SONIQ


再発期

就職する際も、私は自分の病気について隠しました。
熱があっても、パニックの症状で苦しくても休まず仕事をこなしました。

しかし、その反動が一気に押し寄せる事になってしまいました。
今までに経験していた発作とは比較にならない程の大発作でした。

その前に、会社の健康診断でも心臓の異音等を指摘されていましたので、その大発作の時は死を覚悟しました。
心臓が止まると思いました。

深夜、車を一人で走らせていた時でした。
もうどこを走っているかも分からなくなっていました。
何とか路肩に車を止め、携帯で救急車を呼びました。
しかし、自分の現在地が分かりませんでした。
今から思えばよく通る道だったのですが、その時は全く分からなかったのです。
電話口で質問されるのですが、うまく答えることすら出来ませんでした。
「助けて・・・」としか答えれませんでした。

電話口の係員さんが上手く対応してくれ、周りに見える風景を伝えるよう指導してくれました。
私がコンビニが見える、パチンコ屋が見えると伝えると、可能性のある場所を予測して下さり、こういう物が見えませんかと質問され、「はい見えます」と答えました。
係員さんが「あなたの現在地が分かりました。今から急行します。」と言って下さいました。

今から思うと、その時の係員さんに感謝の言葉を伝えたいです。


救急車が来るまで、時間的には短かったとは思いますが、その時は非常に非常に長く感じました。
ここで一人で死んでしまう恐怖でした。

やっと救急車に搬入され、応急的な検査を行ないました。
頻脈で、脈拍が乱れに乱れていました。
体も痙攣というよりも、激震しておりました。
名前を聞かれて、何とか答えることが出来ましたが、生年月日の質問には答えることが出来ませんでした。
自分の生年月日が分からなかったのです。

救急隊員にどこか悪い所がありますか?と質問され、今まで指摘を受けていた心臓を指差しました。
それで循環器科が得意な救急病院に運ばれました。

病院に着いても、言葉をうまく話せない状態で、担架のまま様々な検査を行ないました。


そこでどういう検査をされたのかも、よく記憶しておりません。
気が付けば点滴をされてベッドに横になっていました。

朝方に先生がやって来られて、こう説明されました。
「あなたは心身症のパニック障害です」と。
その病院が心療内科にも詳しい病院であったのが私にとって不幸中の幸いでした。


今まで私は精神的に異常があることを自覚していたにも関わらず、常に認めようとせずにいましたが、「あなたは病気です、治療が必要です」とズバリ言って頂けたことで、私は自分の病気を認めるようになりました。
それが一夜にして起こったことです。


それからは精神的な病気を認め、今まで内科的検査を繰り返してきたのをやめ、パニック障害として病院に通院することとなったのです。
会社に自分が精神的な病気であることを隠せなくなったのは言うまでもありません。


今まで精神的な病気を認めていませんでしたが、安定剤は服用していました。
私の母も精神的な病気でして、母から安定剤を貰っていたのです。
こういうことは違法です。お勧め出来ないのは言うまでもありません
自分が精神的な病気を認めていないにも関わらず、安定剤を飲んでいたというのは矛盾するでしょうが、私はただ認めるのが怖かっただけなのでしょう。

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